いびきを治す方法まとめ | 手軽にできるいびきの止め方と改善グッズ
いびきを治す方法には、CPAPや手術といった病院での治療以外にも、自宅で簡単にできる対策が数多くあります。
今回は、手軽にできるいびきの止め方と改善グッズについてまとめます。
横向きに寝る
一般に、いびきは仰向けに寝ている場合に最もかきやすくなります。これは、重力によって舌の位置が落ち込んでしまい、気道が狭くなるためです。したがって、仰向けに比べて舌の落ち込みを防止しやすい「横向き寝」が、いびきの止め方として有効になります。
ただし、寝付く時は横向き寝であっても、一晩中その姿勢を保つのは難しいものです。横向き寝を保つために、下記のような対策をとるのも良いでしょう。
リュックサックを背負う
テレビなどでも時々紹介されていますが、タオルを詰めたリュックサックを背負って寝ることで、仰向けになるのを防ぐ方法があります。リュックサックを背負って寝るのが辛い場合には、パジャマの背中にポケットを縫い付け、その中にテニスボールを入れて寝るという人もいます。
デメリットとしてはやはり寝心地が悪く、慣れるまでに時間がかかることです。この対策を行うことによって睡眠を妨げられてしまっては本末転倒ですが、試してみる価値はあります。
横向き寝専用の枕
横向きに寝るための、専用の枕を使用するのも方法です。
横向き寝は体の疲れをとりやすい寝方ともいわれており、いびきを治す方法としてだけでなく、睡眠の質の向上にも役立ちます。
ダイエット
いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因の大半は肥満といわれています。肥満になると、睡眠時に喉周りの脂肪が垂れ下がることで上気道が狭くなり、大きないびきをかいたり、無呼吸の症状が現れることがあります。
そういった場合のいびきを治す方法は、やはりダイエットです。肥満体型の人は、体重を落とすことでいびきが大幅に改善されるケースが多くみられます。
ダイエットは時間がかかるため大変と感じるかもしれませんが、効果的な対策です。睡眠時無呼吸症候群は、高血圧や動脈硬化等の生活習慣病のリスクを高めることが知られており、寿命が短くなることへの危険性も指摘されています。心当たりのある人は早めに改善に取り組むようにしましょう。
肥満の解消には、「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」という漢方薬が効果的です。下記よりインターネットでも購入が可能ですが、医師の処方を受ける場合には保険の適用を受けられます。

お酒を減らす
「お酒を飲むといびきがうるさくなる」という人は多いのではないでしょうか。アルコールの作用によって、睡眠時に喉周辺の筋肉が弛緩すると、上気道が狭くなり、いびきをかきやすくなります。
上述のダイエットにも影響する部分ですので、いびきが気になる人は禁酒や節酒に取り組んでみると良いでしょう。
サプリメント
ダイエットや横向き寝が辛いと感じる場合には、いびき対策サプメントを試してみるのも良いでしょう。
現在ではいくつかの種類が販売されていますが、睡眠時の呼吸の通りをサポートする「コエンザイムQ10」を配合したものが主流です。

いびき改善グッズ
手軽に使用できる「いびき改善グッズ」も市販されています。
口呼吸によるいびきを防止するためのテープやマウスピース、一般医療機器として認められているチューブ状の器具など、種類もさまざまですの。自分に合ったものを選択するようにしましょう。

薬・漢方薬
直接いびきを止める薬というのはありませんが、間接的に効果を期待できるものがあります。
例えば、鼻炎や鼻づまりによって口呼吸になってしまう人の場合には、ナザールスプレー等の医薬品によって症状が改善する場合があります。
また、いびきの原因として多い「肥満」の対策には、上述した防風通聖散などの漢方薬が有効になります。
早めの対策を
今回は、手軽にできるいびきの止め方と改善グッズについてご紹介しました。
いびきを治す方法には様々なものがありますので、自分に合ったものを取り入れていくようにしましょう。また、いびきの他、睡眠時の無呼吸の症状が改善されないような場合には、自分での対策だけではなく、まずは医師に相談してみることをおすすめします。