小学校の頃から続くいびき | 睡眠時無呼吸症候群のコンプレックス

小学校の頃から続くいびき | 睡眠時無呼吸症候群のコンプレックス

小学校の頃から続くいびき | 睡眠時無呼吸症候群のコンプレックス

S.Sさん(男性)、40代、会社員

小学校の頃からいびきをかいていました

いびきの一番やっかいなところは、自分では分からないので他人に迷惑をかけている実感が全くない事です。夜の電車でいびきをかいて寝ているおじさん等を見ると、正直うるさいと思うのですが、自分も自宅で夜はそう思われているんでしょうね。

私が、自分がいびきをかく事を認識したのは小学校低学年の頃です。両親は心配して私に告げたのでしょうが、私にとってはコンプレックス以外の何物でもありませんでした。両親は、当時テープレコーダーに私のいびきを録音して聞かせてくれた事がありましたが、それを聞いても自分である実感は無いですし、あまり考えないようにしていました。

そんな私にとって修学旅行等の泊りのイベントは、本当に息詰まるものでした。イベント直前になると、両親にいびきを治す方法はないものか問い詰め、怪しい点鼻薬が売っているのを見れば買ってくれとねだり、昨晩はいびきをかいていたかどうか毎朝聞いていたものです。旅行当日も、寝たふりをしてみんなが寝静まるのを伺っていた事を覚えています。

偏見は勘弁してほしい

私の場合、いびきの原因は睡眠時無呼吸症候群です。以前、無呼吸症候群の人が、日中急な睡魔に襲われて車で事故を起こしてしまったというような記事が取り上げられた時期がありました。確かに日中眠くなる事はありますが、私はまだ健常な方と同じだと思いますし、小休憩をとるなどして自分でコントロールできるレベルです。その事故の当事者を疑うわけではありませんが、睡眠時無呼吸症候群の患者全員が同じような状態だと思ってほしくはありません。

そのせいで、私が運転する事を家族は快く思っていません。いい迷惑です。自分では毎晩熟睡できているつもりなのに、妻からは「呼吸が止まっているからちゃんと休めていないだろう」と言われます。でも、自分ではこの睡眠しか経験した事がないので、分からないのです。

夜中に目覚めた時に妻が私に心臓マッサージをしようとしていた事さえありました。1分近く呼吸が止まるようです。それも人から聞かないと分からないのが辛いところです。寝ている間に呼吸が止まっているなんて、実感はゼロです。心地よい睡眠を毎日とっているつもりなんです。

妻と映画を観に行ったりした日には、終始気が抜けません。うつらうつら寝ようものなら、また色々と心配をされてしまいますので…。

医者は好き勝手なことを言うものです

過去に医者に相談したことがあります。「なるべく気管を塞がないように横を向いて寝て下さい」と言われました。しかし、寝る時に横を向くのなら誰でもできますが、その体勢を一晩中保つ事が出来ないので苦労します。そう主張したら、「リュックサックみたいなものを背負って寝れば自然と仰向けにはならないですよ」と言われました。

しかし、そんなものを毎晩背負って熟睡できる人が存在するでしょうか。一回自分で試してみてから人に勧めろと思いました。リュックサックを背負ったまま寝返りをうって仰向けになろうものなら、気管が詰まって余計に危険な状態になる気さえします。

病気一般みんなそうですが、「なってみないと分からない」んです。医者がどんなにいろんな症例を見てきたと言っても、私と会うのは初めてです。次はもう少しいびきや睡眠時無呼吸症候群のコンプレックスに理解のある、専門の医者を受診しようと考えています

外泊時は事前にしっかりカミングアウトを

外泊時には、周りの人に、「俺いびきスゲーから覚悟しとけよ」とカミングアウトしておくことも重要です。翌朝、「なんだよ、たいしたことなかったぞ」と言われることも、「本当にスゲーよ。寝れなかった…」と言われることもありますが、どっちにしろ予防線をはることができます。

今後、長年のいびきが自然に治るとは考えていませんが、このまま周囲の人に迷惑をかけ続けるのも嫌なので、何かしらの対策をとっていきたいと思っています。