主人の大いびきがピタリと止まった!入院中に禁煙・減量した結果

主人の大いびきがピタリと止まった!入院中に禁煙・減量した結果

主人の大いびきがピタリと止まった!入院中に禁煙・減量した結果

H.Nさん(女性)、40代、専業主婦

いびきの始まり、睡眠時無呼吸症候群の症状も

主人が26歳、私が23歳で結婚した当初は、いびきを気にしたことはありませんでした。しかし、主人が40代になった頃からでしょうか、激しいいびきに私は悩まされることになります。

いびきのやっかいなところは、「本人は家族にどれだけ迷惑をかけているかあまり自覚が無い」ところです。主人も、「自分はいびきをかいているだろうな」とは思ってはいるものの、隣の部屋でも聞こえるような爆音だとは思っていなかったようです。

年々いびきの音量は大きくなり、とうとう「睡眠時無呼吸症候群」の症状も出始めました。大きないびきをしていたかと思うと、引きつる様な細い音に変わっていき、呼吸が止まるのです。長い時は1分近く止まっています。そして、その後は一段と大きないびきが始まります。それはほとんど毎晩の事で、隣で寝ている私にとっては苦行としか思えない騒音だったのです。

発作の悪化、いびき外来の受診

その頃の主人の生活と言えば、帰りは毎日遅く、いつも11時過ぎでした。それからビールを飲み、せっかくバランスを考えた食事もそれだけでは足りず、夜中にスナックをだらだら食べ、煙草を吸い、寝る。そんな食生活ですから体重は増え、会う人には「ずいぶん、貫禄が出たね!」と言われるようになっていました。

禁煙やダイエットについて進言しても「仕事のストレスがある、好きなものを食べて何が悪い」「止めようと思えばいつでも止められる。でも、仕事上のコミュニケーションに煙草は必要だ」などと言い、聞く耳を持ちませんでした。就寝時のいびきは徐々に悪化し、無呼吸の症状も頻繁にみられる状態でした。

そんな質の悪い睡眠では、疲労は蓄積するばかりです。本人も不調の自覚が出てきたらしく、「かったるい」を連発するようになったため、いびき外来の受診を勧めました。さぞかし悪い状態なのだろうと、本人も私も覚悟しての受診でした。

検査をするも、治療は始まらず…

手始めに自宅で出来る検査の数値をとることになりました。就寝時に手の指と鼻にセンサーをつけて眠り、空気をどの程度取り入れているかの数値を図り、数字が悪ければ入院して宿泊検査となる流れです。

しかし、あんなにも轟音ともいえる大いびきをし、明らかに呼吸が止まっているにもかかわらず、ギリギリ正常値の範囲内だったのです。元々の肺機能が人よりも高いために、無呼吸であってもそこまで数値は落ちなかったらしいのです。

これには困ってしまいました。異常値であれば、即治療開始となり、本人も事態の深刻さを思い知る筈だったのに、「なんだ、けっこう大丈夫なんじゃん」という変な自信を持ってしまったのです。

それでも希望があれば、CPAPというマスクを就寝時毎日装着し、ゴムチューブを通して強制的に気道へ空気を送り込む治療を始めることもできると言われました。これは顔面をほぼ覆うほどの大掛かりなものです。主人は「寝苦しそう、異常値じゃないからそこまでしなくても」と言い、いびきとの付き合いは一生続くのかと思われました。

心筋梗塞をきっかけに、静かな夜がやってきた

そんな主人の大いびきが、まるで魔法のように消えたのです。無呼吸の症状も無くなり、あまりの静かさに「生きてる??」と思う程です。その理由は「禁煙」と「減量」でした。

今まで頑なに喫煙を続け、好き勝手に食べていた主人が、心筋梗塞の発作で倒れたのです。幸い処置が早く、一命は取り止めましたが、入院時は完全禁煙と徹底した減塩減量食でしたので、当然体重も減りました。看護師さんから「心筋梗塞を経験したあと煙草を止められな人はたいてい再発して帰ってくる。煙草はやめなきゃ絶対にダメ」と言われ、そのまま煙草は止めました。

自宅に帰ってきて、初めて夜を迎えた日は衝撃的でした。主人が「すやすや寝息を立てる」なんて姿を見る日がくるなんて…。大いびきは結局、全ての不摂生の象徴だったのかもしれません。病気をきっかけにしなければ禁煙も減量も成功しなかったかもしれませんが、原因ははっきりしました。主人の場合、生活を見直した後はいびきはめったにかかなくなり、現在はかなり落ち着いています。