体脂肪率35%の肥満体型が原因で無呼吸に | ダイエットでいびき改善

体脂肪率35%の肥満体型が原因で無呼吸に | ダイエットでいびき改善

体脂肪率35%の肥満体型が原因で無呼吸に | ダイエットでいびき改善

Y.Nさん(男性)、40代、会社員

別室でも「轟音」のいびき

妻から「いびきがうるさいので何とかして欲しい」と言われた時は耳を疑いました。結婚当初からいびきでずっと悩ませてしまっており、まだ新婚だったのに夫婦別室で寝起きするように。それから約3年を経て、改めて「いびきがうるさい」と指摘されてしまったのです。

隣の部屋で眠る妻ですが、間は壁一枚でなく押入れを挟んでいます。にもかかわらず「すぐ隣で寝ているのかと錯覚するほどの轟音」なのだとか。いびきは体質的なものと思い込んでいた私ですが、それほどまでの大音量となると病的なものを疑う必要があります。ネットで調べた、いびき治療専門のクリニックを訪れました。

御茶ノ水にあるクリニックで真っ先に行われた検査は、体脂肪率の測定でした。「喉や鼻を調べる方が先では?」といぶかしんでいると、告げられたのは「重度の肥満」という測定結果。私のいびきは、肥満による「睡眠時無呼吸症候群」という診断でした。

気道の脂肪がいびきをもたらす

長年の不摂生がたたって、私の体脂肪率は35%というとんでもない数字に。全身の1/3で脂肪でできていると考えるとゾッとしました。脂肪は気道付近にも付着しており、普通の人より狭い状態になっているそう。それが酷いいびきをもたらしていたのです。

深い眠りに入ると筋肉が弛緩し、気道がふさがれてしまいます。すると呼吸が止まり、身体が反応します。妻は「ゴーゴーとしたいびきが一瞬止まってから、グゴッと再開する時がある」と指摘していました。「グゴッ」は無呼吸状態に陥ってから、再び息を吸う時に発する音だったのでした。

一晩に何度も無呼吸になっているのですから、身体が休まるはずがありません。いびきを指摘された頃、私は倦怠感に悩まされていました。こうした無呼吸の改善のため、医師の指示した治療法はシンプルでした。「とにかく痩せること」です。

とにかく足を鍛えることから

ダイエットの第一歩は筋肉の量を増やし、基礎代謝を上げることでした。特に足の筋肉を鍛えるよう指示されました。大きな筋肉が集まっている部位なので、筋肉量が増えやすいのです。

通勤の時、ひと駅手前で降りて歩いてみる。駅ではエスカレーターでなく階段を使う。ホームで電車を待っている時は、かかとを上げて立つ。3~4階程度ならエレベーターを使わない…等々。生活に密着したトレーニング法だったので、無理なくスタートすることができました。スポーツジム通いやマラソンといったハードルの高そうな方法だったら、いびき治療を投げ出していたかもしれません。

最初はひと駅分、約20分歩くだけで息切れする有様でしたが、毎日続けるうち息がはずまなくなりました。今までプルプルと柔らかかったふくらはぎが、少しずつ引き締まっていくのは良い気分でした。

いびきは健康のバロメーター

足のトレーニングと同時に、酒や脂っこい物も控えるように。約90kgだった体重は1ヵ月で85kgまで減りました。「轟音」と形容されたいびきも「控えめになってきたような気がする」と妻。まだまだ肥満体ですが、いびきに改善が見られたことで、ダイエット継続を条件に睡眠時無呼吸症候群の治療は終了しました。以後、約1年間で78kgまで減量。現在は75kg前後をキープしています。

私にとって今、いびきは健康のバロメーターです。自分のいびきで目が覚めてしまった時や、翌朝まで疲れが残っている時は「また気道に脂肪がついてきたな」と気を引き締め、ウォーキングの距離を増やしたり、食事に改めて気を配るようにしています。いびきが気にならない程度になった今は、親子で川の字に寝ることも可能に。家族本来の形になったようで、心からうれしく思っています。