いびきの原因は睡眠時無呼吸症候群!? 扁桃腺を切除する手術の体験談

いびきの原因は睡眠時無呼吸症候群!? 扁桃腺を切除する手術の体験談

いびきの原因は睡眠時無呼吸症候群!? 扁桃腺を切除する手術の体験談

T.Nさん(男性)、30代、会社員

耳鼻咽喉科でいびきを相談

自分がいびきをしている事に気がついたのは、彼女が教えてくれた事がきっかけでした。夜は毎日同じ部屋で寝ていました。ある朝いつものように目が覚めて、仕事に行く準備をしていると、「最近いびきが酷いね、怪獣の鳴き声のようないびきをしているよ」と言ってきました。

彼女は、いびきがうるさくて眠る事ができていなかったようです。彼女も仕事をしていたので迷惑をかけるわけにもいかず、地元の耳鼻咽喉科にかかり、どの程度の症状なのかを診断してもらう事にしました。

先生曰く、もしかしたら睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性もあるという事で、酸素飽和度を調べる簡易的な検査と、気流やいびき音から気道の狭窄や呼吸状態を調べる検査をしてもらうことになりました。寝ている間に器具をつけて、後日検査結果を診てみましょうとの事でした。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)で手術を受けることに

その晩さっそく器具をつけて、寝てみました。初めての体験だったので落ち着かず、なかなか眠りにつくことができませんでした。「重度でなければ良いな…」と切に願いながら、後日、耳鼻咽喉科に器具を持っていきました。

結果を聞いて愕然。「扁桃腺の肥大による睡眠時無呼吸症候群ですね。長いときで1分から2分呼吸が止まっていますよ。いびきもこれが原因ですね。危険ですので、扁桃腺を切除する手術をしましょう。大きな病院を紹介します。」

元々、疲れを溜めやすく、仕事中や現場移動中の助手席で、無意識にフッと意識がなくなって眠っているというような事が多々ありました。質の良い睡眠を取れていなかったのでしょう。会社に二週間休みを頂いて急遽医大に入院することになりました。手術は生まれて初めての事なので正直本当に悩みました。

扁桃腺の切除手術。激痛との闘い

医大の先生に「術後は扁桃腺を切除しているので、タバコは禁止、食事も流動食になりますよ。傷口が塞がるまではご安静にして下さい。」と告げられました。そして、いよいよ手術室へ。麻酔を射たれ意識が遠退き、気付いたら扁桃腺の切除手術は終わっていました。

「…ん?声がでない」。お見舞いに来てくれていた両親と彼女に話しかけようとするも、声が出ないのです。第一声は「おおあいあい(喉が痛い)」。涙が溢れました。喋る度に喉に激痛が走り、吐血し、言葉を発する事ができません。痰を吐く度に血がにじみ、炎症を起こした喉に氷袋をあて、晩ご飯は流動食。辛いです。

とある日、病室のテレビで三分間クッキングをやっていました。「今日はおいしいドーナッツを作ってみましょう」。どうしても我慢ができなくなり、病室をこっそり飛び出しドーナッツのある自動販売機へ。貪るように食べました(笑)

回復、そしていよいよ退院へ

退院三日前、久しぶりの入浴。食事もおかゆ程度に戻り、ぽっかり心に空いていた穴も喉と共に塞がりました。退院当日、久しぶりに吸った外の空気はまだ少し痛む喉を通り抜け、そして肺へ流れこんでいきました。「気持ちが良い」。

それからというもの、怪獣のうめき声のようないびきもピタッと止まり、昼間ウトウトすることもなくなって、疲れも不思議と溜まらなくなりました。最初に手術と聞いた時は気が引けて、「このままでも良いのではないか」とも思いました。でも、いざ扁桃腺を切除してみると、疲れもなくなり、パートナーとも良好な関係で夜の生活を過ごせる様になって、本当に手術をして良かったなと感じています。

睡眠、イビキで悩んでいる場合は、まずは耳鼻咽喉科を訪ねてみることです。私の体験談が、同じ様な悩みを抱えている人のお役に立てば幸いです。