アデノイド肥大による子供のいびきと無呼吸 | 手術で改善した経験

アデノイド肥大による子供のいびきと無呼吸 | 手術で改善した経験

アデノイド肥大による子供のいびきと無呼吸 | 手術で改善した経験

H.Yさん(女性)、40代、主婦

気になる子供のいびき

これは私の娘が2歳になるかならないかの頃のお話です。娘は生まれた時から、特に変わったところはなく、元気に育っていました。やや感受性が強いのか、キーキーと疳の虫が騒ぐような時がありましたが、ごく一般的な子供だったと思います。

ただ、一つ気になることがありました。それは「いびき」です。お昼寝の時も、夜も、かなり大きいいびきをかきました。最初はそんないびきさえ可愛いと思っていたのですが、あるとき保育園の先生にこんなことを言われました。

「子供がこんなにいびきをかくのは珍しい。」

その言葉を聞いてから、なんとなく娘のいびきが気になるようになりました。しばらくするといびきだけでなく、寝ている間、数秒間呼吸が止まるようになりました。もしかすると、何かあるのかな、と少しずつ心配するようになりました。

次第に機嫌が悪いことが多くなっていきました

この辺りから、娘はよくぐずるようになりました。少しのことでヒステリックに怒り、泣きわめきます。

それでも、一人目の子供でしたし、こんなものかな、年頃なのかな、と考えてそれほど深くは考えていませんでした。けれども、その症状がどんどんエスカレートし、保育園の先生からも、「夜はよく寝てる?昼間の機嫌が悪いのは夜ぐっすり寝ていないからじゃない?」と言われて、そういえば、と思い当たりました。

夜は寝ていないわけではなかったのですが、夜中にしょっちゅう目を覚ましました。いったん目を覚ますとすぐには寝てくれず、しばらくビデオを見せたりしていました。けれど、それといびきが関係しているとも思いいたりませんでした。

この頃から、食欲もだんだんなくなり、娘のいびきはますます大きく、呼吸が止まる時間も長く、頻回になっていきました。

原因を探すために耳鼻科めぐりの日々

さすがに、これはおかしいと思い始めました。いびきといえば耳鼻科かな、と思い近所の耳鼻科を受診しました。最初に言われたのは「中耳炎」です。いびきは大きくなればだんだん治ると言われ、中耳炎に対しての抗生物質を出されました。けれども、薬を飲んでいびきが良くなるわけではありませんし、どうにも納得がいかない気持ちでした。

次に指摘されたのはアデノイド肥大というものです。これは喉の奥の方にコブのようなものができ、そのせいで気道が狭くなるというものですが、ある年齢になると自然に小さくなるため、しばらくは様子を見るようにということでした。この時も、これという治療をするわけありませんでした。

この頃になると、娘の機嫌はさらに悪くなっていました。いつからこんなに悪い子になったのだろうと、我が子ながらほとほと手を焼きました。

最後にたどり着いたおじいちゃん先生の見立て

いびきや無呼吸も心配でした。自然に呼吸は戻りますが、不機嫌な状態は続いていました。結局、最後に訪れたのは、隣の町の、かなり高齢の先生が診察する耳鼻科でした。症状を伝え、気管支を内視鏡で見たその先生はこう言いました。

「アデノイド肥大があって気道が狭くなっている。寝ると気道の筋肉が緩むので、この狭い気道がさらに狭くなり、しまいに塞がってしまう。これが寝ている時のいびきや無呼吸の原因。放っておくと深い睡眠が得られず、日中不機嫌で集中力が途切れやすいだけでなく、食欲もなくなり、成長が遅れてしまう。」

この先生の言葉はストンと私の中に落ち、そういうことか、とやっと納得できました。それまで、夜間のいびきや無呼吸は気道が狭いせいと理解できても、日中の機嫌の悪さや食欲のなさはどうしても繋がらなかったのですが、そう聞くとやっと光が見えたような気がしました。

その後、その先生に書いてもらった紹介状を持って、大きな病院に行き、アデノイド除去する手術を受けました。

手術を受けた娘はすっかりいびきをかかなくなりました。呼吸が止まることもなく、日中の機嫌も良くなり、あの時の先生には感謝しています。